患者と歯科医療従事者の医療安全と感染制御・滅菌管理を追求する研究会 Advanced Care Denta Office
Advanced Care Dental Office
〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-26-9 VORT錦糸町駅前9階
イリタニオフィス
03-5638-7438
器具の滅菌が出来ているか否か、実際に診療前に確認していただきます
診療前にその日使用する器具を患者さんの眼の前で開封し、滅菌完了を証明するインジケータという試験紙の色の変化を見ていただきます。また、それをホームページ上で公開し、自分の患者IDでいつでも自分に使用された器具の履歴を追う事(ひいては医療器具の医療器材滅菌管理トレーサビリティに通じる)が出来ます。
本日用いる削る機械(タービン、エンジン、超音波)と基本セット(ミラー、探針、ピンセット、ガーゼなど)とプレバキューム式オートクレーブ滅菌器LISAからプリントアウトされた物理的インキケータの滅菌番号と日付を照らし合わせます。問題が無ければ物理的インジケータは合格です。
日付と滅菌番号をマッチングします
例では共に8月24日 滅菌No4599
→8月24日滅菌管理研究会Blogへ
削る機械はパッキングされ、正常に作動したプレバキューム式クラスB滅菌器LISAを通したということが証明されました。しかしオートクレーブを通過したというだけで削る機械の微細構造の管腔内まで蒸気が行き渡っているのかは証明されません。この段階では本当に滅菌されているかは不明です。
日付と滅菌番号をマッチングします
例では8月24日 滅菌No4589
→8月24日滅菌管理研究会Blogへ
二重にラッピングされた歯科医療機器基本セットは、正常に作動したプレバキューム式クラスB滅菌機LISAを通したということが証明されました。しかしオートクレーブを通過したというだけでラッピング表面が蒸気に曝されただけで、ラッピング内部にまでその効果が行き渡っているのかはわかりません。この段階では本当に滅菌されているかは不明です。
『パッキングやラッピングして滅菌器を通せば滅菌しました。』というだけでは感染制御学的医学的に不十分、滅菌していないものとみなされます。さらに物理的インジケータだけでは本当に内部まで滅菌されているかどうか分かりませんのでさらに検討が必要です。
パッキングされたタービン・エンジン・超音波ハンドピースは管腔構造です。同じ環境でのヘリックス試験で蒸気が管腔内部にまで行き渡っているのかを確認し、全てが変色していれば合格です。滅菌管理確認作業はすべて患者さんの目の前で行われます。
試験紙が黄色から紫色へ完全に変化していれば合格。滅菌保証されます。
(現在逆止弁付きヘッドの滅菌の証明は未確認です。)
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