患者と歯科医療従事者の医療安全と感染制御・滅菌管理を追求する研究会 Advanced Care Denta Office
Advanced Care Dental Office
〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-26-9 VORT錦糸町駅前9階
イリタニオフィス
03-5638-7438
キャパ以上の患者を受け入れれば医療の質は下がり患者にも不利益となり危険も伴います。それに反し医療機関にとってはキャパ以上の患者を受け入れれば利益は上がるかもしれません。医療に於けるキャパとは何なのかを考えなければなりません。
患者を何人受け入れるのか。医療機関のハード面ソフト面人材、社会状況、経営的事情、そして医療安全をどこまで行うのか。様々な観点から受け入れる患者数は変わります。医療機関責任者・管理者が、どんな医療機関にしたいのか、どんな質にしたいのかなど、どこに視点を置くかで受け入れる患者数は決定されます。
オフィスのコンセプト
医療は常に最高の質を追求するものと考えます。最高の質を追求するには最高の安全を確保し担保しなければなりません。質は安全に比例します。安全に最も影響するのは人員と感染制御システムが重要と考えます。歯科医師や歯科衛生士数、個室診療、完全予約制、滅菌保証が担保の洗浄滅菌稼働回数、それを行う優秀な人員。様々な要素で最高の安全が担保され受け入れ可能な患者数は決定されます。
患者の安全を第一に考えるならばその医療機関での汚染された使用済み医療機器の洗浄・滅菌の処理能力から考えなければなりません。当オフィスでの滅菌処理能力は一日患者6〜7人分となります。それ以上の患者を診ようとすると器具が足りず『回し』という迅速処理やフラッシュ滅菌を用いるということになり滅菌保証もなされないままに患者を危険に曝すだけということになってしまいます。
歯科医院は設計し建ててしまえばその段階で終わりです。大きな修正をすることは困難を極めます。医院の設計段階でその歯科医院で患者をどうしたいのかが決まります。
医療安全とは医院設計がどういう部屋で、どんな空気の流れで、どういう人が出入りし、どんな機器や機材があるのかなど全体的にしっかり考えれらてなければなりません。オフィスはいかに患者に安全に診療を行うか、患者動線、感染制御・滅菌管理を行えるかにあります。患者をいかに多く受け入れ『回す、転がす、流す』で利益を上げるのかではなく、患者をいかに安全に最高の質の診療を行うのかを考えなければなりません。オフィスは何のしがらみもない小規模という小回りの利く、質の追求だけを考えた集大成となっております。その結果が1日5名までのオフィスとなりました。
オフィスのスタッフ陣。更に安全にオフィスを運営するには更にパートアシスタントを要する。
オフィスでの医療スタッフは以下のように主に分担してる。
歯科医師業務(1名)
歯科衛生士業務(3名)
歯科秘書業務(3名)
滅菌管理業務(3名)
診療室は2部屋、滅菌器は1台であるので、器具を洗浄し滅菌器を1日フルに稼動させ滅菌保証まで行うことが出来るのは平均6回となる。
ここから算出すると量的に安全な医療機器を供給するには歯科医師の治療5回分、歯科衛生士診療分3回分となる。1日に拝見できる患者数は歯科医師が5名、歯科衛生士が3名となる。
歯科医師診療室は5名とすると診療時間は90分アシスタント1名が専任となる。歯科衛生士診療室は1日3名とすると診療時間は120分確保することが可能となる。各診療に必要な専任アシスタントは1名となる。
そして歯科秘書業務兼滅菌管理に最低1名を要する。
オフィスは週6日診療日体制である。
歯科医師診療 1日5名(別枠急患枠3名)
歯科衛生士診療 1日3名